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ウェブサイトのCookieの削除方法について

ウェブサイトが意図した表示にならない原因として、古いCookie(クッキー)が影響している場合があります。

このような場合、特定のウェブサイトのCookieを削除することで解消されることが多いです。

ブラウザ別に特定のウェブサイトのCookieを削除する方法を解説しますので、Cookieを削除する時にはぜひ参考にしてください。

そもそもCookie(クッキー)とは何か

Cookieとはウェブサイトを見た際にパソコンやスマホに一時的に作られるデータファイルのことです。 データファイルの中にはユーザーが訪問したウェブサイトの情報を保存しています。

例えば、

  • ウェブサイトのログイン情報
  • ネットショップのカートの中身
  • 画面の設定(文字の大きさや言語など)

などを保存しているため、ウェブサイトに自動的にログインすることができたり、ウェブサイトを一旦閉じても商品がカートに入ったままの状態を維持することができます。

ただし、Cookieには個人情報が含まれる場合もあるので、公共のパソコンなどを使う際は細心の注意が必要です。

Cookieを削除すべき状況やタイミング

よく「Cookieを削除する」と耳にしますが、どういった状況やタイミングで削除すべきなのでしょうか。

Cookieを削除するタイミングは大きく3つに分かれます。

  • プライバシー保護やセキュリティ向上をしたい時
  • ブラウザ上で不具合や意図した表示にならない時
  • ブラウザの動作が重い時

上記の3つをさらに細かく分けて解説します。

プライバシーを保護をしたい時

例えば図書館やネットカフェにある公共のパソコンを使用した場合は、必ずCookieを削除しましょう。

ブラウザにログイン情報や個人情報が残っていると、次の利用者に悪用されるリスクがあります。

特にネットバンキングやネットショップを利用した後は、Cookieを削除しておくと安心です。

また、ネット広告もCookieを使用して表示されています。

一度見たウェブサイトの広告が何回も表示されるためリセットしたい場合は、一度Cookieを削除することをおすすめします。

セキュリティ向上をしたい時

不審なウェブサイトを見てしまった場合やマルウェアに感染した可能性がある場合など、心配な時には予防としてCookieを削除するとよいでしょう。

不正利用や潜在的な追跡のリスクを回避するのに役に立ちます。

ウェブサイトに不具合が出ている時

特定のウェブサイトでログインができない、もしくは、何回もログアウトされる場合やパスワードが記憶されない場合もCookieが原因の可能性がありますので、Cookieを削除することで解決する場合があります。

古いCookieが原因で新しい画面が表示されない時

ページが正しく表示されない、ボタンが機能しない、ネットショップのカートの中が不具合を起こしている場合には、古いCookieが影響している可能性があるのでCookieの削除を行なってみてください。

ブラウザの動作が重い時

Cookie自体は小さなデータファイルですが、どんどん蓄積されていくとブラウザの動作を重くする可能性があります。

何ヶ月もの長い間Cookieを削除していないと不要なCookieが蓄積してしまうため、ブラウザの動作の重さが気になる時は、一度Cookieの削除をしてみましょう。

Cookieの削除方法【ブラウザ別に解説】

では実際に特定のウェブサイトのCookieを削除する手順をご紹介します。

今回はGoogle Chrome、Safari、Microsoft Edge、Firefox、それぞれのCookieの削除方法を記載してますので、ご自身が使用しているブラウザの手順で削除作業を行なってください。 ※画像は2024年11月現在のものを使用しています。

Google ChromeでのCookie削除手順

  1. サイト情報の表示

    管理画面を開いた状態で、ブラウザの一番上のURLバーの左側にあるアイコンをクリックし、「Cookieとサイトデータ」を選択します。
  2. 「デバイス上のサイトデータを管理」を選択

  3. Cookieを削除

    該当のCookieの右側にあるゴミ箱のアイコンをクリックして削除します。
    削除が終わったら「完了」をクリックします。
  4. ブラウザの再表示

    ブラウザの再読み込みをします。
    Cookie削除前にサイトにログインしていた場合、ログアウト状態になるので再度ログインしてください。

SafariでのCookie削除手順

  1. Safariの環境設定を開く

    管理画面を開いた状態で、画面の1番上にあるメニューバーの「Safari」をクリックし、「環境設定…」をクリックします。
  2. 「Webサイトデータを管理…」をクリック

    「プライバシー」を選択し、「Webサイトデータを管理…」をクリックします。
  3. Cookieを削除

    1つ以上のウェブサイトを選択し「削除」をクリックするか、「すべてを削除」をクリックしてCookieを削除します。
    削除が終わったら「完了」をクリックします。
  4. ブラウザの再表示

    ブラウザの再読み込みをします。
    Cookie削除前にサイトにログインしていた場合、ログアウト状態になるので再度ログインしてください。

Microsoft EdgeでのCookie削除手順

  1. サイト情報の表示

    管理画面を開いた状態で、ブラウザの一番上のURLバーの左側にある鍵アイコンをクリックし、「Cookieとサイトデータ」を選択します。
  2. 「クッキー」をクリック

  3. Cookieを削除

    任意のウェブサイトを選択し「削除」をクリックします。削除が終わったら「完了」をクリックします。
  4. ブラウザの再表示

    ブラウザの再読み込みをします。
    Cookie削除前にサイトにログインしていた場合、ログアウト状態になるので再度ログインしてください。

FirefoxでのCookie削除手順

  1. サイト情報の表示

    管理画面を開いた状態で、ブラウザの一番上のURLバーの左側にある鍵アイコンをクリックします。
  2. 「Cookieとサイトデータを消去…」をクリック

    サイト情報が表示されたら、「Cookieとサイトデータを消去…」をクリックします。
  3. Cookieを削除

    Cookieとサイトデータの削除の案内が表示されるので、「削除」をクリックします。
  4. ブラウザの再表示

    ブラウザの再読み込みをします。
    Cookie削除前にサイトにログインしていた場合、ログアウト状態になるので再度ログインしてください。

Cookieを削除する際の注意点

Cookieを削除すると閲覧中のウェブサイトのログインはどうなるのかなど、不明な点があるかと思いますので、Cookieを削除する際の注意点をお話します。

閲覧中のサイトは再ログインが必要になる

ブラウザでウェブサイトを閲覧している際に、Cookieを削除する際には注意が必要です。

Cookieにはウェブサイトのログイン情報が保存されている場合が多いため、Cookieを削除することによって、再度ログインが必要になります。

Cookieを削除する前に、頻繁にログインしているウェブサイトのログイン情報を準備すると、再度ログインする際にスムーズに行うことができます。

Cookieとキャッシュの違いを理解する必要がある

Cookieの削除と同様にキャッシュの削除もよく耳にするかと思いますが、「Cookie」と「キャッシュ」の違いを理解することも必要です。

どちらもブラウザに一時的に保存されるデータですが、それぞれの特徴を理解し、Cookieを削除するのか、キャッシュをクリアするのか判断しましょう。

Cookie
  • アクセスしたサイトによって作成されるファイル
  • ファイルにはサイトのログイン情報が保存される
  • 「サイトの動作が不安定」「プライバシーを保護する」場合は、Cookieを削除
キャッシュ
  • 画像やサイトのページの一部などがブラウザに保存される
  • 次回以降のサイトにアクセスした際のページの読み込みが早くなる
  • 「ページの表示が古いまま」「ページの表示が遅い」場合は、キャッシュクリア

参考文献:Google アカウントヘルプ

まとめ

Cookieはウェブサイトにログイン情報などを記録し、利便性を高めてくれる一方で、プライバシーやセキュリティなどのリスクもついて回ります。

便利に使える部分は利用し、セキュリティなどのリスクはCookieの削除で回避しながら、安全にウェブサイトを利用していきましょう。

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